新年あけましておめでとうございます。
会社としては1期目ですが、新たな年を迎え、飛躍の年とすべく大きく期待を膨らませております。
引き続きご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
さて、 新しい年を迎えるにあたり、今年の目標やテーマを決めた方も多いことでしょう。
夢や目標は紙に書くと叶う、ということはよく言われています。
そして、その理由についてはさまざまな理由が説明されています。
- 自分の頭のなかから言葉や文字としてアウトプットすることにより、自分への意識付けになる
- 人に伝えたり宣言することにより、程よいプレッシャーになり外圧になる
- 目指す状態が明確になることで、実現のためにやるべきことが具体化しやすくなる
など、それなりに納得感があるように思います。
自分や他人に対して宣言する、という行為は、企業組織で言えば目標設定として記述して共有することであり、
その達成のための行動プロセスや具体的な計画を求められるものです。(正しく運用されていればですが)
フランクリンコヴィージャパン社の「7つの習慣」の中では、人生のビジョンという大きなレベルから、
最終的に日々心がけ、具体的な行動として実践していくことまで展開します。
こうすることで、毎日の緊急で重要性の低いことに忙殺されることなく、長い人生の中で本当にフォーカスすべきことに力を注ぐことができるのです。
一般的には、他にもさまざまな考え方やツールが存在していますが、自分が納得できる考え方で、無理なく続けられる方法を見つけることが重要なのでしょう。
私の場合は、あまり緻密な方法は苦手なこともあり、1日単位まで落としこんだりはしていません。
長期的に考えるための機会として使うために、個別目標というよりは全体像としての絵を考えます。
そこで定期的に描いて更新していくのは以下の2つです。
- ビジョンイメージ図
- 人脈マップ
1の「ビジョンイメージ図」ですが、これは自分が実現したいことを集約した状態を盛り込んだ絵です。
自分の実現したいことを象徴するようなショールーム的なもの(例えば、製品、施設、イベントの様子、など)が描けるとよいです。
私の今のお気に入りは、「発酵ハウス(仮称)」です。
築年数の経った古民家で、弊社のオフィスとしても使用し、一部はシェアオフィスとしても開放します。
土間ではちょっとした作業ができ、一番広い部屋はコミュニティスペースとして、ワークショップなども可能です。
飲食スペースもあり、近所の人も気軽に立ち寄れるカフェでもあり、夜はバーにもなります。
そこで提供されるのは、裏の畑で採れた野菜が中心のヘルシーフード。
食に関心のある人は、料理教室や味噌づくりなどのイベントに参加できますし、自分で主催することもできます。
よく見ると、壁やコーナースペースには、アクセサリーや絵の作品が展示されていて気に入ったら購入もできます。
お金で買うこともできますが、何か手作りのものなどと物々交換してもOKです。
人のつながりも、そこで起こる出来事も、みんなが楽しむ食も、発酵し熟成し豊かになっていくイメージです。
これは、機会を見て実際の絵も共有していきたいと思います。
次に2の「人脈マップ」です。
これは、目標そのものではなく、その目標や妄想を一緒に企んでくれたり、力を貸してもらえる、こちらもお役に立てる、そうした関係のある人をネットワーク図的に表現したものです。
具体的にはマインドマップの形で、自分を起点として放射状に人のつながりを書いていきます。
特にその人の特徴を表すキーワードやイラストも書いておくことで、どんな人なのか覚えになりますし、今後の紹介にも役に立ちます。
自分以外のすべての人にも、同様にその人を中心としたマップがあることは言うまでもありません。
マップを定期的に更新していると、まったく関係ないところから伸びていった枝の先に、また別のところの誰かに線がつながることに気づきます。
そうしたら、可能ならその人同士を紹介してみるのです。そこからさらにつながりが生まれます。
ビジョンの実現のためには、やりたいことを定め、無駄を排し必要な事を最短ルートで進めることが、最も効率がよいように思えます。
しかし、様々な想定外のことが起こる中、自分一人では解決できないことに必ずぶつかります。
その時には自分以外の頼れる人をどれだけ知っているかで、うまくクリアできるかどうかが分かれてきます。
他者依存は論外ですが、自助自立を前提とした努力を前提に、その限界と身の程を知ることで、良い意味で他者に頼ることができるようになります。
そのため、人脈を紡ぐときは、その効率や短期的な成果や見返りを求めることなく、単につながり、つなげていく、というスタンスが重要です。
1年のスタート、具体的で測定可能な目標(良い目標設定はSMARTで、と言いますが) を立てることも大事ですが、
その先にどんな世界・状態が実現したら嬉しいのか、を妄想レベルのことも盛り込みながら描き、人と共有し更新する、
ということにもトライしてみていただきたいと思います。
そして、そのことを一緒に楽しみながら描き共に歩んでくれる、時にツッコミもいれてくれる沢山の人を
自分の人脈という大切な資産として築いていきたいものです。
本年もすべての人にとって幸せで愉快な年になることを、心より祈念いたします。